【モダン】黄泉橋入りホロウヴァインに《死の影》パッケージを追加しました!【デッキレシピあり】

前回の続きです。

初期型では速さを追求し、1~2ターン目に趨勢を決められるポテンシャルを持っていましたが、現実的な問題として、「妨害への耐性」が懸念となりました。

速さがあればすべて解決すると思っていたのですが、後手番の時に《トーモッドの墓所》や《虚無の呪文爆弾》を置かれる場合、1手間に合わないということが致命的でした。

ホロウワンの系譜のデッキなので、《虚ろな者》がビートダウンを決めてくれればチャンスはあるのですが、その可能性は心許ないです。

つまり、初期型が持つ問題点を解決すべく新しいコンセプトが必要になりました。

そこで墓地に依存せず、単独でゲームを決められる力を持った《死の影》パッケージを実装しました!

まずはデッキリストから

生物28
《歩行バリスタ》4
《果てしなきもの》4
《傲慢な新生子》4
《死の影》4
《復讐蔦》4
《通りの悪霊》4
《虚ろな者》4

呪文14
《思考囲い》4
《信仰無き物あさり》4
《黄泉からの橋》4
《悪戦+苦闘》2

土地18
《樹木茂る山麓》4
《血染めのぬかるみ》4
《汚染された三角州》2
《血の墓所》4
《踏み鳴らされる地》2
《山》1
《沼》1

サイドボード(検討中)
《虚無の呪文爆弾》3
→同型・ドレッジメタ

《自然に帰れ》2
→呪禁オーラメタ

《破壊的な享楽》2 or《紅蓮地獄》2
→親和メタorウィニーメタ

《古えの遺恨》4
→親和メタ

《血染めの月》2
→トロン、トリコメタ

《骨までの齧りつき》?
→バーンメタ 《死の影》とのアンチシナジーが気になる。《集団的蛮行》の方が良い感も。

初期型を50マッチ程使用したうえでの改修提案なので、それなりに根拠があります。

変更点ですが、《ゴブリンの奇襲隊》、《燃え立つ調査》、《炎跡のフェニックス》、《猿人の指導霊》を抜き、代わりに、《死の影》、《思考囲い》、《悪戦+苦闘》、土地4枚に追加しました。

《ゴブリンの奇襲隊》を抜いた理由ですが、実質2マナクリーチャーであることと、《ゴブリンの奇襲隊》はぶん回りをより強くしてくれますが、ぶん回りのパターンを作ってくれるわけではないからです。

《燃え立つ調査》は強力ですが、《黄泉からの橋》と《復讐蔦》をピンポイントで落とさないと弱いこのデッキでは不安定でした。探査呪文を投入すれば使い勝手も変わったと思いますが、これ以上墓地への依存度を上げると、サイド戦が不利になるので抜きました。あとリアル対人戦では面倒極まりないですし。

《炎跡のフェニックス》の回避能力は魅力的でしたが、これ以上墓地への依存度を上げたくないのと、《復讐蔦》との相性がいまいちだったので抜きました。

《猿人の指導霊》は最後まで悩みました。これは継続でもいいような気がしましたが、サイドボードの《血染めの月》、《骨までの齧りつき》で3マナ要求されるため、マナ基盤的に厳しく、一度抜いてみました。《骨までの齧りつき》と《死の影》のアンチシナジーもそれはそれで気になるが。。。

《死の影》のためにライフを削りたいので、少しでも土地を多めに採用したかったというのもあります。また、Xマナクリーチャーを多めに採用しているので、土地が伸びる=負けでは無いという点にも後押しされました。ですが、ここは本当に悩んでいるので、ひょっとしたら変えるかもしれません。一旦は保留で。

逆に採用理由ですがが、《死の影》は墓地への依存度を下げるためです。1マナと軽いため、《復讐蔦》を戻すための役割も兼ねています。

《思考囲い》は1手目で苦手な《タルモゴイフ》や《漁る軟泥》を叩き落とせるのと、最悪自分に打てば、《黄泉からの橋》と《復讐蔦》を墓地に落とすことが出来るからです。

《悪戦+苦闘》は余ったスロットへの採用枠でしたが、トランプルや威迫の付与だけでも十分なのに、リソース回復やハンデスを狙っていけるのも好印象でした。例えば、1ターン目に《傲慢な新生子》から《黄泉からの橋》を落とし、Xマナクリーチャーを連打してゾンビトークンを量産したとします。今までは殴るだけでしたが、そこに3ドローがついてくるとしたらどうでしょう。第二波の展開が現実的となります。また、墓地からも使えるうえ、威迫という一番欲しいキーワード能力を全体に付与できるので、《ワームとぐろエンジン》など苦手なクリーチャーの横を抜けていく事が可能です。序盤・中盤のリソース回復、終盤の押し込み性能といった万能の役割を持ったこのカードは、おそらくこのデッキのマスターピースです。

とりあえずリストは以上となります。

ホロウワン系の強みであった、墓地対策しただけでは完封できないというところを目指しています。その要件においては、《死の影》パッケージが一番画期的だったということです。

《思考囲い》も様々な点でメリットがあるカードなので、きっと強いと思います。

本当に土地の枚数と《猿人の指導霊》の有無が決まれば、このデッキは完璧と言っても差し替えないくらいの完成度になります。

ある意味このデッキの最終系だと思いますので、しばらくはこのレシピでリーグにもぐります。

また面白い試合を録画しましたら動画で投稿します。今日はこの辺で。

それでは、また。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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