「たこ焼き」から考えるプロダクト名の付け方

今日の晩ごはんはたこ焼きでした。

結構たこ焼きが好きなので定期的にタコパを開いています。

たこ焼きが焼けるまでの間思ったことなんですが、たこ焼きって「たこ焼き」という名前で損をしていますよね。

いやもちろんたこ焼きに蛸が入ったほうが美味しいというのはわかるのですが、別にエビとかチーズとかニンニクとか入れても美味しいわけです。

なのでたこ焼きというものにおいて蛸は必ずしも必要な食材ではないと思うんですよね。

特に今日のたこ焼きはかなり念入りに出汁を取っていたので、ソースやマヨがなくても美味しかったです。

というかほとんどそのまま食べていました。

小麦粉を出汁で溶き、天かす、紅生姜、ネギ、鶏卵を入れて混ぜて焼いた物体は文句なく美味しいのです。

つまりたこ焼きというのは作り方を工夫すれば蛸がなくても美味しいと思います。

しかしたこ焼きに蛸が入っていなかった場合、それを一般的に「たこ焼き」とは呼びません。

これは思うにプロダクトの命名が限定出来だったがために発展性が削がれてしまう例なのでは?と思います。

例えば見積もりを作成するシステムを作るときに、多くの企業では「見積もりくん」とかそんな名前にすると思います。(わかりやすいですからね)

が、しかし、その後システムが改良され、請求書や納品管理などもその機能を盛り込まれたときに名前がなくなったり、未だに「見積もりくん」と呼ばれ続けてしまうケースがあると思います。

これは極端な例ではありますが、単機能に由来したネーミングをしてしまうと、今後の機能開発の方向性が狭まったり、別軸の展開がしにくくなるおそれがあるのではないでしょうか?

もしも「たこ焼き」が「出汁焼き」とかそんな名前で呼ばれていれば、チーズを入れたり、豚肉や漬物を入れても成立したと思うんですよね。

実際お好み焼きって具の種類によって名前が変わるわけじゃないですか?

お好み焼きが「豚玉焼き」とかそんな名前でリリースされていたら、今ほど発展しなかったと思うんですよね。

たこ焼き屋がお好み焼き屋ほど勢力を伸ばしきれないのもこの辺に理由があるんじゃないかな?と思っています。

まあ今更「たこ焼き」の名前を変えるのは難しいかと思いますので、言っても詮無きことだとは思いますが、せめて自分が作る製品やシステムの命名については将来を考えて行いたいものですね。

今回はこのへんで。それでは、また。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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