【パイオニア】グルールのチャレンジャーデッキを吹き荒れる潜在能力デッキに改良しよう!
今回は先日発売されたグルールのチャレンジャーデッキを吹き荒れる潜在能力デッキに改良する方法について解説していきます。
まずはチャレンジャーデッキのデッキレシピから見てきましょう。
グルールのチャレンジャーデッキ
メインボード生物26《エルフの神秘家》4《ラノワールのエルフ》4《漁る軟泥》4《砕骨の巨人》4《恋煩いの野獣》4《探索する獣》2《栄光をもたらすもの》4呪文9《ミジウムの迫撃砲》4《削剝》3《反逆の先導者、チャンドラ》2土地25サイドボード《炎恵みの稲妻》4《引き裂く流弾》3《燃えがら蔦》4《削剝》1《変容するケラトプス》3
メインボードの赤字の部分は変更予定の個所です。
ざっとリストを見た感じ、シンプルなストンピィって感じで使いやすそうなデッキレシピですね。
出来事呪文を内蔵した生物とチャンドラでアドを取りつつ、高いクロックで蓋をする中速デッキに仕上がっていると思います。
メインからマナクリが8枚入っているので、なるべく早くに3マナ生物に繋げる動きをするのがキープ基準になりそうです。
構築済みデッキとしてはかなり良いデッキになっているかと思いますが、せっかくなので電波デッキに改良してきましょう!
吹き荒れる潜在能力デッキ
※動画では《タッサの神託者》を使っていますが、《怒れる腹音鳴らし》の方が良いのでこちらを採用してください!
また、挙動については動画でも解説しているので、こちらから見てもらえると嬉しいです。
メインボード生物25《ラノワールのエルフ》4《エルフの神秘家》4《漁る軟泥》3《砕骨の巨人》4《恋煩いの野獣》4《節くれだった教授》4《石とぐろの海蛇》1《怒れる腹音鳴らし》1呪文12《鏡割りの寓話》4《ヴァラクートの覚醒》1《反逆の先導者、チャンドラ》2《吹き荒れる潜在能力》4《無限への突入》1土地23サイドボード15《引き裂く流弾》4《コジレックの帰還》3《目覚めた猛火、チャンドラ》2《領事の旗艦、スカイソブリン》2《害獣召喚学》1《予言学入門》1《環境科学》1《マスコット展示会》1
元のデッキから弄ったメインボードの部分については色を変えています。
まずは《吹き荒れる潜在能力》のコンボについて解説してきますね。
コンボの挙動
コンボの流れはかなりシンプルで、《吹き荒れる潜在能力》を場に出し、《恋煩いの野獣》の出来事呪文か、《節くれだった教授》から引っ張ってきたソーサリーを唱えるだけです。
《吹き荒れる潜在能力》は唱えた呪文を同じタイプを持つ呪文に変換してしまう面白エンチャントなのですが、同じタイプに変換する箇所を悪用していくコンボです。
デッキ内のソーサリーは《無限への突入》しかないので、《吹き荒れる潜在能力》が場にある状態では確定で《無限への突入》を唱えることが出来ます。
《無限への突入》はデッキをすべて引き切り、手札から1枚だけライブラリーに戻すカードなのですが、戻すカードを《怒れる腹音鳴らし》にすることで、《石とぐろの海蛇》を0マナで唱えると確定で《怒れる腹音鳴らし》を場に出すことが出来ます。
《無限への突入》でデッキをすべて引き切っているということは手札には大量の土地があるということになります。
《怒れる腹音鳴らし》でそれらの土地を投げつけることでゲームに勝てる、というコンボです。
複雑そうに見えて《吹き荒れる潜在能力》がある状態でソーサリーを唱えるだけなので実は結構シンプルです。
デッキの挙動
基本の動きは各種マナクリから《吹き荒れる潜在能力》を目指していくのが基本の動きになります。
が、このデッキの良いところはコンボを狙わなくても普通に戦えるだけの強度があるということです。
まず出来事呪文のカードは単体でもだいぶ強いです。
普通に1:2交換とかできますからね。ミッドレンジとしての動きはある程度できるというわけです。
また、《鏡割りの寓話》を先手2ターン目に繋げる動きも強力です。
これも1:2というか下手したら0:3以上になったりする凄いカードです。
あとなんといっても、《反逆の先導者、チャンドラ》です。
このカードはミッドレンジのために生まれてきたようなカードですね。
幸いチャレンジャーデッキに2枚入っているので、そのまま続投させましょう!
アドバンテージ、マナ加速、除去、奥義とあらゆる面がこのデッキに噛み合っています。
ただ注意事項としては、デッキトップを追放する[+1]で《無限への突入》が消えてしまうとコンボルートが壊滅するので要注意です(一敗)
《反逆の先導者、チャンドラ》を上手く使うことが出来たらミッドレンジ使いとしては一人前、そんなカードな気がします。
サイドボードについて
サイドボードの固定枠は、《引き裂く流弾》、《目覚めた猛火、チャンドラ》、《領事の旗艦、スカイソブリン》、《環境科学》と《予言学入門》かな、と思います。
まず《引き裂く流弾》ですが、このデッキが苦手としているスピリットデッキ、パルへリオンデッキへのアンサーとして必須です。
次に《目覚めた猛火、チャンドラ》は青白コントロール、青黒コントロールに投入します。
《目覚めた猛火、チャンドラ》が持つ打ち消されない、という能力と、[+2]の恒久的ダメージがコントロールにぶっ刺さります。
次に《領事の旗艦、スカイソブリン》、これは主にスピリットデッキ、ラクドスミッドレンジに投入します。
得にスピリットデッキへの刺さり方が強く、《呪文捕らえ》につかまらないマナコストでありながら、軒並み相手のカードを焼き払えるので、《引き裂く流弾》と組み合わせてゲームを破壊しましょう。
最後に《環境科学》ですが、これは《節くれだった教授》からコンボパーツとして使います。
また、《予言学入門》で《吹き荒れる潜在能力》を探しに行くこともできます。
とまあなんだかんだで《節くれだった教授》が偉いんですよね。
《鏡割りの寓話》の裏面である《キキジキの鏡像》で増やしても面白い良いカードです。
サイドボードの固定枠はこれで10枚ですね。あとは《コジレックの帰還》のようにソーサリーではない全体除去を入れるとデッキの形がグッと良くなります。
まとめ
今回はパイオニアのチャレンジャーデッキの改修案ということで、《吹き荒れる潜在能力》の紹介をしていきました。
私自身このデッキはすごく気に入っていて、最近ではパルへリオンデッキよりも愛用しているぐらいです。
ミッドレンジ的に動けるのも悪くないですし、コンボは必殺級なので結構楽しいデッキだなと思っています。
《鏡割りの寓話》だけ価格的にちょっと手が出にくいかもしれませんが、《鏡割りの寓話》は他のデッキでも結構使うカードなので、とりあえず入れてみると良いかと思います。
もしも《鏡割りの寓話》が手に入らないよ、という場合は、《火の予言》や《アクロス戦争》などを追加するのをおすすめします。
おまけ
せっかくなので電波デッキではない方向での改良案も示しておきます。
グルール機体ミッドレンジ
メインボード生物23《ラノワールのエルフ》4《エルフの神秘家》4《漁る軟泥》3《無謀な嵐探し》4《砕骨の巨人》4《恋煩いの野獣》4呪文13《反逆の先導者、チャンドラ》2《アクロス戦争》4《エシカの戦車》4《領事の旗艦、スカイソブリン》3土地24
《アクロス戦争》と優良な期待カードを組み合わせたミッドレンジですね。
《アクロス戦争》は相手の生物のコントロールを一定時間奪い、最後に全体ダメージを与えた後に返すのですが、《アクロス戦争》の3章誘発時に相手の生物を機体に搭乗させることで返還すらしないという鬼畜ムーブが面白いです。
あとは《無謀な嵐探し》で《エシカの戦車》を直ぐに走らせたりと結構やれることが多いですね。
電波デッキではなく真っ当なデッキを使いたいよっていう人にはお勧めです。
だいぶ長くなりましたが、割と真っ当な記事をかけたかな?と思います。
今回はこの辺で失礼します。
それでは、また。
11/16追記
同士ぷろすた氏が別方向での吹き荒れる潜在能力デッキの改修案を提示されていたので、リンクを張っておきます。
【チャレンジャーデッキで】グルールストンピィを改造しよう【吹き荒れろ】
こちらもよろしくお願いします!