初心者がマジックで勝てるようになるには、ワールドトリガーを読むことがベストな気がする

囲碁や将棋とは異なり、マジックは運が絡むゲームであるため、強者が必ず勝つゲームではありません。

アマチュア将棋プレイヤーが羽生名人に勝てる確率は0%ですが、初心者~中級者くらいのプレインズウォーカーがヤソに勝てる確率は1%よりも高いです。(多分)

もちろんマジックの技術介入度は決して低くありません。上級者と初心者が戦ったら、大抵は上級者が勝ちます。上級者の方がプレイングが正確で、経験も豊富なので攻めても守っても上級者の方が強いでしょう。

しかし、技術とか経験とか違うところで勝負をすることが出来たら、初心者にも勝ちの目が残ります。

例えば、モダンのグリセルショールのような、対戦相手との対話を殆ど拒否しているようなデッキであれば、上級者と初心者による同型対決になったとしても、勝率に致命的な差は出てこないでしょう。(グリセルショールはアンフェアとしての完成度が高すぎるだけとも言えますが…)

いわゆるアンフェアなデッキは、プレイヤーの技術介入度が少ないため、極論を言ってしまえば、キープ基準と呪文のキャスト順さえ覚えておけば、誰が回しても同じような性能を誇ります。

要するに、強者には強者の、弱者には弱者の戦い方がある、ということです。

自分が上手なプレイヤーでないことを認めるのは、それはまあ悲しいことではありますが、客観的に見て自分が周囲よりも下手なプレイヤーだと自覚できれば、デッキの選択基準も変わってくるかと思うので、結果的に勝率は上がると思います。

少なくとも、自分はその考えでマジックをやっていますが、効果はかなり出ていると思っています。

私のマジックの力量は、高く見積もっても中の下くらいだと自負しています。偏差値で言えば40くらいでしょうか?

それでもリーグは安定して勝ち越せるようになりましたし、たまに5-0ができるようになりました。

「いや、まずは練習してプレイングを上達させろよ」と思う方もいらっしゃると思いますが、当然自分以外のプレイヤーも日々マジックの練習をしているわけです。

つまり、当たり前のことをやっていては、先を行く人間に追いつくことが出来ません。

初心者が中級者や上級者に勝てるようになるには、プレイングの上達、という曖昧で不確かな手段ではなく、もっと具体性のある手立てを用意する必要があるわけですね。

などと、偉そうにつらつら書いてみたのですが、この考えに至ったのはワールドトリガーという漫画に出会ったがきっかけでした。

かなり有名な漫画なので読んだことがある人も多いと思うので、漫画の内容については省略します。(というか、あらすじで纏められるほど簡単な漫画じゃないのよ…)

文中で太字にしている部分は、漫画内のセリフを、言い回し等を変えて使っている部分なのですが、このあたりに勝負事の神髄が含まれているんじゃないかなーと思います。

この漫画の良いところは、バトルの勝敗に対し、ご都合主義的な部分が少なくなるように描写されているところです。

基本理詰めで物事が進んでいくので、仮に主人公であったとしても、主人公よりも強い相手と真っ向から戦った場合、ジャンプ漫画特有の修行回を挟んだのにも関わらず、まともな見せ場も無く倒されてしまいます。

そのシーンに対して、ヒロイン?ポジのキャラが「あのくらいでへこむなんて、自惚れもいいとこです。努力なんて1週間やそこらで実を結ぶものじゃありませんから」と突き放すのが、良いんですよねえ。たまらないんですよねえ。

それとか、チームのために絶対に負けられない、という決意を持った女剣士が、格上の剣士相手に瞬殺されてしまうのですが、そのシーンを解説している別の剣士が「気持ちの強さは関係ないでしょ。勝負の決めるのは戦力・戦術、あとは運だ」と言い切るシーンも象徴的なんですよね。
(そのあとのフォローもすごく良いんだけどね。ぜひ読んで。)

とまあ、かなり脱線していましたが、私がワールドトリガーで学んだことは、勝つために必要なことは、努力や気迫だけではなく、強者とは別のアプローチを選択する必要がある、ということでした。

その教訓をマジックに活かすには、やはりアンフェアデッキのような、プレイヤーの腕前に依存しないデッキを選択することが一番かなーと思っています。

自分の弱さを理解して、なりふり構わずいろんな手を考えていく必要がある、というわけですね。

ワールドトリガーには上記にあげたこと以外にも、ゲームなどに活かせるノウハウが詰まっているので、マジックで勝てるようになりたい初心者にはめっちゃお勧めです。

いつもよりも長い日記になっちゃったけど、言いたいことはただ一つ。

みんなワールドトリガーを読んでくれーーーーーーーーー。

おわり!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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