《硬化した鱗》採用型の赤緑親和デッキというアイデア
このカードが嫌いな人はいないでしょう。
そうです。《硬化した鱗》です。+1/+1カウンターを並べるデッキの実用性を跳ね上げさせてくれたナイスカード。かつてのスタンでもお世話になりました。
今日はこの《硬化した鱗》をモダンでいかにうまく使うかについて考えたデッキを掘り下げていきましょう。
まずはデッキレシピから
生物20
《電結の働き手》4
《鋼の監視者》4
《電結の荒廃者》4
《歩行バリスタ》4
《搭載歩行機械》4呪文20
《オパールのモックス》4
《硬化した鱗》4
《稲妻》4
《感電破》4
《爆片破》4土地20
《ダークスティールの城塞》4
《ちらつき蛾の生息地》4
《産業の塔》4
《カープルーザンの森》4
《ケッシグの狼の地》1
《山》1
《森》2
デッキの動きを解説すると、アーティファクトと+1/+1カウンターのシナジーを重視した、バーンよりのミッドレンジです。
もはや親和のキーワード能力を持ったカードが1枚もないので、デッキ名称は考え直す必要はありますね。
それはさておき、今回のデッキは《硬化した鱗》を最大限生かせるよう構築してあります。
すべてのクリーチャーが+1/+1カウンターを持って出て来るクリーチャーのため、《硬化した鱗》が1枚でも戦場にあれば、サイズを一回り大きく展開することができます。
また、接合の能力を持ったクリーチャーや、+1/+1カウンターをダメージやトークンに変えられるXマナクリーチャーが入っているため、只々大きいクリーチャーを展開できるだけではありません。
例えば、《硬化した鱗》と《電結の荒廃者》と《搭載歩行機械》と《歩行バリスタ》が並ぶと恐ろしいことになります。
《電結の荒廃者》で《搭載歩行機械》を食べ、生まれたトークンも食べ、自身も食べて《歩行バリスタ》にすべてのカウンターを載せると、仮にそれぞれX=1で唱えたとしても、《歩行バリスタ》は11/11にまで成長します。
全部叩き込めば11点ですし、そもそも殴った後にインスタントタイミングでこれらの動きが可能なので、相手からしたら相当防ぎにくい行動になります。
また、火力呪文を12枚詰むことに寄って、クリーチャーたちでライフを積めきれなかったときでもカヴァーすることができます。
巷ですと緑黒の《巻きつき蛇》を投入した型が話題らしいですが、個人的にはライフを削りやすい赤緑が良いんじゃないかなって思います。
せっかくアーティファクト使うなら、モダン最高クラスのダメージ効率を誇るこの2枚も使いたいですしね。
ハンデスや《致命的な一押し》を使うくらいなら、これらのカードで焼き払ったほうが効率が良さそうです。
今後の改修案では、ぶん回りルートを増やすために、《ミシュラのガラクタ》を入れることもあるかもしれませんが、ちょっと価格が価格なので見送り気味。
サイドボードは優秀なアーティファクトを入れておけばなんとかなるのがこのデッキの良いところですね。
多色マナが出やすいのでサイドカードを広く取れるのはモダンではとてもいいアドバンテージですね。
…ところで《オパールのモックス》にお金を払うのは納得できるのに、《ミシュラのガラクタ》には500円でもあんまり払いたくないのはなんででしょうね…?
今日はこの辺で。それでは、また。