《害悪の機械巨人》は《反射魔道士》絶対殺すマンなのか考察
機械巨人の考察も3枚目。ようやく折り返しです。今日は黒色の機械巨人、《害悪の機械巨人》の考察です。
他の機械巨人のイラストは、縦にも横にも大きくずんぐりしていましたが、この機械巨人はシュッとしていてスタイリッシュな感じがあります。
人型感があってかっこいいです。長く伸びた両腕が剣のようになっているのも心をくすぐりますね。
イラストだけみれば機械巨人シリーズ最強まである。ではテキストはどんな感じでしょうか。
《害悪の機械巨人》 (4)(B)(B)
アーティファクト・クリーチャー – 構築物威迫
~が戦場に出たとき、他のクリーチャーを1体対象とする。あなたはそれを破壊しても良い。これによりクリーチャーが破壊されたなら、あなたはそれのタフネスに等しい点数のライフを得る。
5/4
つ、つんよー。シンプルにつんよー。なんだこれ、バウンス耐性高すぎる。《反射魔道士》に対する明確なアンサーですね。
CIPが除去とライフゲインを兼ねているので、《反射魔道士》に奪われたテンポをある程度奪い返すことができます。
とくに《老いたる深海鬼》のような大型クリーチャーを除去できれば、かなりのアドバンテージを稼ぐことができます。ほぼ確定で1:2交換してくれるのは素晴らしいです。
また、威迫と除去の能力の噛み合い方がめちゃんこ偉いですね。《ゴブリンの闇住まい》が強い理由の一つが、除去と威迫を兼ねていることだったので、これはグッドなデザインです。
黒いカードにありがちな、他のクリーチャーを強制的に除去、というわけではないので、盤面に自分のクリーチャーしかいない状況でも気兼ねなく唱えることができます。
ファッティでありながら優秀な回避能力と除去能力を有しているので、かなり使いやすいファッティの予感です。
本人がアーティファクト・クリーチャーであることを活かすのであれば、やはり緑黒昂揚に入れたいところ。
《ウルヴェンワルド横断》のシルバーバレット戦術がさらに幅広くなりそうです。
緑黒昂揚ならクリーチャーであれば枚数を抑えても採用が可能です。次の環境でも青白系は強そうな予感が有りますので、《反射魔道士》は頻繁にお目にかかりそうです。
《墓後家蜘蛛、イシュカナ》はかなり《反射魔道士》に強かったですが、そこに《害悪の機械巨人》が加えられることで、さらなる強化が望めそうですね。
赤青幻視相手でも《熱錬金術師》や《嵐追いの魔道士》を除去できればライフゲインが美味しいので、他のデッキにも刺さりそうなのがいい所。
自分は赤青幻視使いなので、こんなに強いカードが黒に収録されると、こちらとしてはやや苦しいか。
しっかし良いデザインのカードだなあ…。イラストとカード性能がどちらも素晴らしい。次のスタンで黒使い予定はなかったけれど、うっかり緑黒昂揚組んじゃいそう。
いやいっそ《罪を誘うもの》、《ゴブリンの闇住まい》、《害悪の機械巨人》といった赤黒威迫軍団にするか…?
悩みどころ。
今日はこの辺で。それでは、また。