MOスタンダード:《憑依された死体》型のスゥルタイ現出が5-0です。

2017年1月9日

浅原選手が考案したゼウスなデッキが恐ろしい進化を遂げて再登場です。

今日はMOスタンダートリーグの優勝者デッキリストの中で、怪しげな光を発して輝いていたデッキの紹介です。

前回ご紹介した浅原選手のデッキコンセプトを踏襲しつつ、黒い要素を増やし、消耗戦に特化しています。

こちらもメインから《コジレックの帰還》が4枚も積まれているのに、メインから赤マナ要素を一切積んでいないデッキです。

この割り切り方は本当に好きです。それ以外にも様々なギミックが搭載されていて面白いです。

デッキリストを見ないといまいち理解はされないと思いますので、とりあえずデッキリストをご確認ください。

以下デッキリスト

Creature(20)
膨らんだ意識曲げ》1
《老いたる深海鬼》4
憑依された死体》4
墓後家蜘蛛、イシュカナ》1
《ヴリンの神童、ジェイス》4
《首絞め》2
《秘蔵の縫合体》4

Sorcery(8)
《群れの結集》4
ウルヴェンワルド横断》4

Instant(8)
《過去との取り組み》4
《コジレックの帰還》4

Enchantment(2)
《発生の器》2

Land(22)
《進化する未開地》4
《森》5
《島》2
《ラノワールの荒原》3
《窪み渓谷》3
《沼》2
《ヤヴィマヤの沿岸》3

Side(15)
《集団的蛮行》2
《棲み家の防御者》1
《山》1
《巨森の予見者、ニッサ》1
《知恵の拝借》2
《ムラーサの胎動》2
《餌食》2
《精神背信》2
《究極の価格》2

浅原選手のデッキとの変更点は、墓地から復活させるクリーチャーを《縫い翼のスカーブ》、《改良された縫い翼》から、《憑依された死体》に変更したところが一番のポイントでしょうか。

Haunted Dead / 憑依された死体 (3)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

憑依された死体が戦場に出たとき、飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(1)(黒),カード2枚を捨てる:あなたの墓地から憑依された死体をタップ状態で戦場に戻す。

2/2

スカーブに比べると、《憑依された死体》は本体がより貧弱になってしまいましたが、スカーブたちの欠点であったタップインが若干緩和されています。

具体的には、《憑依された死体》のトークンがアンタップで戦場に出るため、相手の致命的な一撃をぎりぎりチャンプブロックで防ぐことができます。

とくに《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》や《森の代言者》の一撃はかなり重たいので、それを防ぎつつ、現出の弾になりうる本体を維持できるのは素晴らしい慧眼です。

そのほかに、今はやりの《ウルヴェンワルド横断》を加えることで、シルバーバレット戦術をも可能にさせています。これにより、強力なクリーチャーである《墓後家蜘蛛、イシュカナ》などを持ってくることができるので、より対応力が上がった形ですね。

《ウルヴェンワルド横断》と《進化する未開地》をそれぞれ4枚ずつ積むことで、色を安定させつつ、デッキのスペルの枚数を増やせています。

この規模のデッキで土地を22枚まで減らせるのはいいですね。

回避能力がなくなったことで、より一層消耗戦を行うので、土地の枚数をぎりぎりまで絞った形でしょうか。

なによりこのデッキ、赤青幻視に対して滅法相性がいいんですね。

似たようなデッキを使っているのでわかるんですが、このタイプのデッキは手札消費がかなり早いんですね。

そのため《熱病の幻視》を置いたプレイヤーより《熱病の幻視》をうまく使えるのが魅力です。

《老いたる深海鬼》のタフネス6も、赤青幻視にとってはつらいところ。あのデッキじゃカード1枚でタフネス6を除去する手段が基本ないので。

問題のバントカンパニー相手でも、やや有利です。

マナコストが高く、キャスト誘発を持っている現出クリーチャーをふんだんに採用しているため、《呪文捕らえ》と《反射魔道士》が致命的ではなくなっているのがポイントです。

《コジレックの帰還》を墓地から打てば、かなり優位に立つことが可能です。

もともと墓地からのでは《ドロモカの命令》で躱せないうえ、こちらが墓地から《コジレックの帰還》の効果を使うか使わないか決める前に、《無私の霊魂》を生贄に捧げないといけないので、一方的なプレイングが可能になります。

《過去との取り組み》や《ウルヴェンワルド横断》のおかげで、現出クリーチャーの供給量には問題ないので、かなり期待できます。

弱点は、浅原選手のデッキでは4積みされていた《棚卸し》がなくなっているため、手札の補給がやや難しそうなところでしょうか。(その代わりのジェイスだと思いますが…)

《コジレックの帰還》と《ヴリンの神童、ジェイス》以外は比較的安価な上、ほとんどのカードがスタンローテーションで落ちないので、このアーキタイプはもっと強くなるかと思います。

すごいな、ゼウス。

今日はこの辺で。それでは、また。

以下ソース

COMPETITIVE STANDARD CONSTRUCTED LEAGUE
Posted in MTGO Standings on August 25, 2016