棚卸しが青単瓶詰め脳デッキに与える影響の大きさについて

2016年6月29日

青系の呪文を好む多くのプレインズウォーカーは、相手のライフを0にすることよりも、ドローすることが楽しくなっている。

むしろ相手より手札が少ない状況が耐えられなくなり、盤面がおろそかになっていくまでがテンプレ。

なにゆえ盤面がザルになってしまうかというと、多くのドロー呪文はアドバンテージを稼げる代わりに、マナコストが重かったりとテンポを大きく損なうことが多いのだ。

もしも、もしもの話だが、1マナで3ドローができたらどう思う?

我々プレインズウォーカーはつい最近まで上記のことをやっていたような気がするが、ここはひとまず目を逸らそう。

まあ、結論を言えば、3ドローしたら大抵勝てる。むしろ1マナ3ドローしておいて負ける奴の顔を見てみたい。(鏡を割りながら)

というわけで今回の宝船枠担当こと《棚卸し》を考察したいと思う。

棚卸し (1)(青)
ソーサリー

カードを1枚引き、その後カードを、あなたの墓地にある「棚卸し」という名前のカードの枚数に等しい枚数引く。

英訳よりももにょっとするカードテキスト。それはさておき、こいつはやばい。

確かに1回目唱えてもただのサイクリングだ。2マナで1ドロー。2回目唱えても、合計4マナ3ドロー。手札2枚消費なので実際は4マナの《予言》と同じアドバンテージ。

テンポを考えれば酷いロスだ。3回目にもなると、合計6マナ6ドローとだいぶイカれてきますが、流石に同じ呪文を3回も唱えるということはなかなかなさそうなので、普通に考えたらあんまり強くない。

これがインスタントならまだ話は違ったが、残念ながら《蓄積した知識》を現代スタンにもってくるのは流石にNGか。

墓地に2枚ある状態で、棚卸しをキャストできれば言うこと無いが、青いデッキで積極的に墓地をこやせるデッキが今のスタンに…

…あるわ。

青単瓶詰め脳だ!

青単瓶詰め脳とは《潮からの蘇生》をインスタントタイミングでキャストすることにすべての力を注いだびっくりデッキだ。

滅茶苦茶安価なくせに、かなり強いぞ! 一時期MOで当たりまくってボッコボコにされまくってた。かなしい。アーリンじゃ勝ち目ないよ!

デッキリストはこちら。(リンク先はデブガラク兄貴のMTGブログ様の記事)

とまあそれはさておき、なぜ、棚卸しが青単瓶詰め脳デッキとの相性が良いかといいますと、基本的にあのデッキ、《潮からの蘇生》でゾンビを10体以上出すために、全力でドロースペルと《パズルの欠片》を駆使し、墓地をこやすんですよ。

つまりはじめて唱える「棚卸し」で3ドローとか狙えちゃうんですね。

うまく噛み合えば、2マナ、4ドローが達成できる算段です。2マナであれば、カウンターを構えながらデッキを掘れるので、割と真剣に青単瓶詰め脳の時代が来るんじゃないかなーなんて思ったりします。

次回の記事で考察しますが、差し戻し亜種が登場したため、今非常に青単瓶詰め脳デッキが熱いんですね。

フルスポ出たらまっさきに組んでみようかと思っています。なにせ安いし。

どなたか青単瓶詰め脳デッキのアップデートを思いつきましたら、@iCtomoeにまでリプライ下さいな。一緒に白緑環境を生き延びましょう!

ところでこのデッキも《ヴリンの神童、ジェイス》くんが必要なんですかね…?

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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