ヤーグルとムルタニという新世代のクラガンの砲弾
機械兵団の進軍に収録されるヤーグルとムルタニによって、黒枠における最大パワーが更新されました!
なんとびっくりパワー18。最高パワーが更新されたということは、《クラガンウィックの死体焼却者》の狂信者たちが考察を始めるわけですね。
《クラガンウィックの死体焼却者》はモダン以下で使えるカードで、場に出た時にランダムで手札を1枚捨て、そのカードのパワーを参照して相手にダメージを与えるカードです。
この手のカードにしては珍しく、マナコストではなくパワーを参照するので、生物のパワーの上限が上がるたびにカードパワーが上がるカードですね。
4マナの生物で、しかもランダムでディスカードするカードなので、強いか弱いかは評価に困るところですが(精一杯の濁し方)、とある方々が熱心にリストを洗練しているのを見る限り、狂信者を生み出すタイプのカードなんだろうなって思います。
《クラガンウィックの死体焼却者》の狂信者たちの教祖っぽい人が友人にいるので、一般のプレインズウォーカーよりは客観的に捉えられているとは思います。
今まではパワー16が上限だったので、《クラガンウィックの死体焼却者》でダンクシュートしても相手を倒すには《稲妻》1発では足りませんでしたが、パワー18になるとショックランドをアンタップインしただけで致死圏内になるのは凄いですね。
美味いこと手札をさばければ、速やかにダンクシュートできそうです。
しかもヤーグルとムルタニは緑の生物なので、《召喚士の契約》で引っ張ってこれるのも面白いですね。
今回は流石にインパクトが大きかったみたいで、晴れる屋からも《クラガンウィックの死体焼却者》が売り切れているみたいです。
最近はパイオニアに染まっていたのですが、こういう昔の調整不足のカードを見るとやっぱモダンもやりたくなるな~って気がしてきますね。
なんなら《クラガンウィックの死体焼却者》をパイオニアに送り込んだらメタゲームが変わって面白そう。
ヤーグルとムルタニそのものの性能について
クラガンの砲弾として片づけるにはヤーグルとムルタニはあまりにも面白いカードなので、もうちょっとだけ語ろうかと思います。
まず6マナでパワー18・タフネス6ってのが凄いですね。いくら伝説の生物とは言えどもマナレシオの概念がぶち壊れています。
ヤーグルとムルタニはフレーバーテキスト以外特に何も書いているわけではないのですが、1:1の構築戦においては、事実上「~が対戦相手に戦闘ダメージを与えた場合、あなたはゲームに勝利する」と捉えても良い気はします。
なので、クラガンでダンクシュート決める弾として使わなくても強い気はします。
流石にモダンではパワーが(殴る力的な意味じゃなくてカードパワー的な意味で)足りていない気もしますが、例えばスタンやパイオニアにおいては結構やれるカードな気がします。
普通に速攻つけても良いですし、投げつけるなどの呪文に使っても良い気がします。
また、伝説の生物であることを活かして、《御霊の復讐》でカチコミしても面白いです。
とまあヤーグルとムルタニは普通に使っても面白いカードだと思います。
発売が待ち遠しいですね~。
今回はこの辺で。それでは、また。