GPポーランド:《無害な申し出》で《悪魔の契約》を押し付けるコンボデッキがトップ8に入賞

2017年1月9日

にゃーん。

このデッキの放送が如何に盛り上がったか皆様御存知でしょうか。

今日紹介するデッキは、先日のGPポーランドで話題をかっさらった、《無害な申し出》で《悪魔の契約》を押し付けるデッキこと【Cat Pact】です。

多くのジョニーが考えては、バントカンパニーに圧殺され、エムラクールに踏み潰され、赤青幻視に焼き殺されました。

それが大舞台で大活躍したので、もうね、あっぱれって感じです。

正直、このコンボは自分もあれこれ想定したんですが、ありとあらゆるメタに噛み合わないというのが自分の結論でした。

キーパーツは、《悪魔の契約》と《無害な申し出》ですが、そもそも《ドロモカの命令》が跋扈する中、エンチャントをキーパーツに寄せるのは難しいです。

青白スピリットからは《無害な申し出》を《呪文捕らえ》に没収されます。

デッキの速度は遅いのに、手札にカードがたまりやすいので、赤青幻視からしたらお客さんです。

白黒コントロールからは、《苦渋の破棄》がどうしようもありませんし、緑黒昂揚や赤緑ランプから繰り出される《約束された終末、エムラクール》なんて唱えられただけでゲームに敗北です。

果たしてこのデッキはどのように勝ち上がっていったんでしょうか。

というわけでデッキリスト

Planeswalker(2)
《最後の望み、リリアナ》2

Sorcery(11)
《闇の誓願》3
《無害な申し出》2
《衰滅》3
《光輝の炎》3

Instant(10)
《予期》3
《意思の激突》1
《分散》2
《焦熱の衝動》1
《闇の掌握》2
《シルムガルの命令》1

Enchantment(11)
《悪魔の契約》4
《チャンドラの誓い》4
《ジェイスの誓い》3

Land(26)
《詰まった河口》3
《凶兆の廃墟》2
《進化する未開地》2
《島》1
《山》1
《シヴの浅瀬》4
《燻る湿地》4
《窪み渓谷》3
《沼》6

Sideboard(15)
《意思の激突》1
《無害な申し出》1
《即時却下》1
《龍王シルムガル》1
《精神背信》2
《払拭》2
《闇の誓願》1
《衰滅》1
《無限の抹消》1
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》1
《否認》3

デッキリストを読んでもさっぱりわかりません。

メインボードにクリーチャーが入っていないのに、《最後の望み、リリアナ》がメインに入っている思い切りの良さ。奥義以外見ていないのが恐ろしい。

でも言われてみれば、3マナの除去能力持ちプレインズウォーカーの奥義がゲーム終わるレベルってのは試してみる価値ありますね。

他の点で言うと複数投入したエンチャントで《ドロモカの命令》対策しているのはわかります。

《衰滅》と《光輝の炎》を3枚ずつ積むことで、カンパニーに対しては一定の強度を誇りますが、《呪文捕らえ》が怖すぎる印象。

しかし青白スピリットの意外な弱点は、《最後の望み、リリアナ》です。《最後の望み、リリアナ》のプラス能力は、パワー2でチクチク削る青白スピリットに対してかなりのテンポを奪えます。

テンポデッキからテンポを奪えれば、かなり勝ちに近づきますね。

緑黒昂揚と白黒コントロールと赤青幻視はやや厳しそうではあります。

エムラクールに対しては《即時却下》を引ければなんとかなるかもしれませんが、果たしてサイドボードに1枚しか無いカウンターを引き込むことができるのか。

《闇の誓願》から《無限の抹消》を打つっていうのも一つの対策ですね。それを打つまで《悪魔の契約》を場に出すのは控える感じですかね。

リストを読み込んだ結果、このデッキはかなりよく考えられているとは思いますが、プレイヤーの腕前にかなり依存しそうですね。

勝ち手段が少ないデッキではありますが、メタ外から一方的に戦えるのはジョニー系デッキのいいところですね。

このデッキに対して有効なサイドボードを組んだプレイヤーは少なかったと思います。

現在エンチャントデッキは《ドロモカの命令》のせいで悲しいことになっていますが、あえてエンチャントデッキが死んでいるのを逆手に取った感じでしょうか。

デッキの強さだけで上位入賞が決まらないのが大きい大会の魅力ですね。

自分なら《一日のやり直し》とか入れるかなーって思ってましたが、流石に悠長ですかね。

センスの差を感じます。

今日はこの辺で。自分ならこんなふうに組むぜ、という方はコメントか@iCtomoeにまでリプライ下さいな。

それでは、また。

以下ソース

CHRIS BOTELHO’S GRIXIS CAT PACT – GP PORTLAND, TOP 8