《月への封印》で何を封印する?
エムラクール。このカードが使いたくてモダンをやっていたようなものなので、今回スタンに登場してくれて大変嬉しかったです。
さぞやストーリーでも大暴れしてくれるんだろうかと期待していた矢先にこのカード。
新イニストラードは旧イニストラードを彷彿するゲーム外の出来事(強すぎる白、誤訳等)が多かったですが、まさかグリセルブランドと同じような出落ちをエムラクールでやってくれるとは思わなんだ。
というわけで今日は恨み節から始まったカード考察。
追記(2016/7/28)
ストーリーの続きが公開されたので読みました。(リンク先は公式サイトのストーリー)
なんていうミスリード…。この結末は全く予想できませんでした…。
スポイラーの問題点であった、ストーリーが終わる前に結末がわかってしまうという問題点をこんな感じで克服されるとは思いもしませんでした。
毎回毎回驚かせてくれるMTGチームは凄いです…。
ストーリーでエムラクールの底のなさを目の当たりにして、もっとファンになりました。(手のひらクルフィックス)
というわけで全力で手のひらをくるくるしながらのカード考察です。
Imprisoned in the Moon / 月への封印 (2)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)エンチャント(クリーチャーか土地かプレインズウォーカー)
エンチャントされているパーマネントは「(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。」を持つ無色の土地であるとともに、他のすべてのカード・タイプと能力を失う。
青のカードで、カウンター以外でプレインズウォーカーに対して回答ができるようになったのが偉いですね。その代わり純粋な除去ではないのと、マナ加速を許してしまうのが難点ですね。
ちょっとひねって自分のパーマネントにつけて擬似的なマナ加速も考えてみましたが、流石にアド損ですね。
土地になってしまうことを活かしてランデスと組み合わせるのも面白そうですが、残念なことに現在はマトモなランデスがないので厳しいところ。
フレーバー通りエムラクールにも封印は可能ですが、エムラクールの擬似精神隷属器効果のせいで、封印されるのはほぼほぼ自分の置物ですね。
クリーチャーだけではなく、ギデオンなどプレインズウォーカーにも触れるのがこのカードの強みって感じですね。
別に追放するわけではないので、忠誠度カウンターにも影響は与えません。
また3マナの除去をソーサリータイミングに打つのはあまりにも弱いのと、《ドロモカの命令》のことを考えるとこのカードが活きてくるのはまだまだ先になりそうです。
しかし、このカードのおかげで、無理にカウンターを切らなくても良くなったため、青系の重コントロールを構築できるかもしれませんね。
少し気が早いですが、次のスタンのローテーションで真価が問われそうです。
やや話は変わりますが、この手のシンプルなカードをあえて変なふうに使うのが結構楽しいんですよね。《変位の波》とか合わせてうまいこと擬似除去とかに使えたら面白そうだなーとか、《ニクスの星原》でなんども持ってきたいなーなどなど色々です。
上記以外に《月への封印》を邪道チックに使う方法を思いついた方は、@iCtomoeにまでリプライ下さいな。
それでは、また。