【MTG】インスマスを覆う影

2016年3月25日

今日はカードではなく世界観について。

イニストラードを覆う影のタイトルは、インスマスを覆う影っていうラヴクラフトの短編のタイトルのパロディなんじゃないんだろうか。

今回のエキスパンションのタイトルが発表されてから、ずっとなにか引っかかる感じがあったんだけど、今週のマジックストーリーの「贄」でようやく気づいた。

湖に霧に怪物に狂気ってもろにそれじゃない。。。

別に自分はラヴクラフトの作品についてめっぽう詳しいわけではない。せいぜいクトルゥフ神話っていう世界観を作った人のうちの一人っていうくらいの知識しかない。

何言ってんだこいつと思われるのもアレなので、にわかもんの解説で恐縮だけど、簡単に説明すると、クトゥルフ神話っていうのが、コズミックホラーっていうジャンルの作品の大御所みたいなやつなんだよね。

コズミックホラーを日本語に直すと、「宇宙的恐怖」っていう意味らしく、まあ、字面の通り、スケールの大きい話なんだな。

なんていうかエルドラージの元ネタみたいな、想像の範囲外にいるような規格外の化物が暴れまわる? 感じのお話で、旧イニストラードのような、ゾンビや吸血鬼が出てくるような作品ではないんだよね。

エルドラージのように神様に近い万能で強大な化物が話の根幹に関わってくるタイプののホラー小説をコズミックホラーっていうらしいな。

ゾンビや吸血鬼は人間に対して明確な悪意みたいなものがあるけれど、クトゥルフ神話に出てくるような怪物は、人間のことなんて空気か何かくらいにしか思っていない。

どちらかというと、人間の方から怪物に近づいて発狂する話が多いくらい。

同じホラーでもそれくらいスケールが違うジャンルなんだよね。

なんていうか、旧イニストラードがゾンビや吸血鬼が跋扈するゴシックホラーなら、新イニストラードは、そのゴシックホラーにコズミックホラーを足したかのような印象がある。

話のスケールの問題で、コズミックホラーとゴシックホラーの相性はあんまりいいとは思えないんだけど、マジックのデザイナーならとてもエキサイティングな形で物語に落とし込んでくれると思うな。

 

まだ新イニストラードにエムラクールが来ているっていう描写は一切ないんだけれど、ナヒリとソリンが出てきてなんにも関係ありませんでしたーっていう展開は流石にないと思う。

というかナヒリ、たぶん獄庫に閉じ込められてたんじゃないかなあ。。。

というかゼンディカーでエムラクールだけ蚊帳の外にされていたから、どっかのタイミングで出会いたいなあ。うちのトロンの新戦力になってくれないだろうか。

いや、今のエムラクールでも強すぎて、これ以上の強化ってのはなさそうだけど。。。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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