【感想・要約】「本当の自由を手に入れるお金の大学」を読みました~。/大学生におすすめ!
はじめに
マネーリテラシーを「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の5つに分類し、それぞれイラスト付きで解説してくれるわかりやすい本でした。
最近自分があれこれ調べていく中でたどり着いた結論と結構合致するとがあって、読んでいて楽しかった。
というか先にこれを読んでおけば、あんだけ勉強する必要なかったな~。
一つ一つの要素は深堀されていないんだけど、お金との付き合い方を丁寧に解説してくれているので、自分みたいなアラサーよりも10代後半、20代前半の方が読まれた方が為になるかな~って思いました。
自分はお金を稼ぐとかそういうことについては多少なりとも知識はあるんだけれど、税金関連の知識がだいぶすっぽ抜けていたので、この本を土台に色々調べていこうかなあって思いました。
要約・感想
以下の5つのリテラシーを”バランスよく”高めていこうということを終始一貫していてわかりやすい本でした。
やっぱ一転突破は良くないからね…
貯める
主に節約に関する事項。節約の優先順位としては固定費の削減から。
特に生命保険・通信費は削ったときの影響が大きいのでおすすめとのこと。
本文では生命保険の解約と格安SIMの推奨をしていたが、格安SIMではなくahamoなどの方が通信品質の面でおすすめ。
節約し過ぎて目的を見失わない方が良いと思う。
あとは税金の控除、家・車などの大きな出費に対する付き合い方がまとまっていたが、これについてはライフスタイルの影響を大きく受けるので話半分くらいでOK。
稼ぐ
主に転職・副業に関する事項。
転職するかどうかは別として、転職活動を続けて自分自身の市場価値を把握しておこうという発想は面白い。
副業についてはいくつか方法が紹介されていたけど、どれも厳しいかな~という認識。もうちょっと良い方法があるとは思う。
ただ仕事とは別の収入源を持つことはめっちゃ大切なので、副業についてはちゃんと考えても良いと思う。
増やす
主に投資に関する事項。
生活するための資金を確保したらインデックスファンド投資に投資ししようという、割とよく聞くやつ。
一括で投資するのではなく、月々積み立てる方法(ドルコスト平均法)と、つみたてNISAを併用してコツコツ投資をしていこうという記述が目立った。
インデックス投資の出口戦略もちゃんと触れられていたので親切。
一応個別銘柄や不動産投資などの投資方法にも触れられていたが、リスクとの付き合い方を重視しする姿勢は好ましい。
総じてバランスの良い書き方だと思う。こういった書籍では結構偏ったことが書かれているケースも多いので、かなり参考になるとは思う。
守る
節約とはニュアンスが異なり、主に詐欺とインフレに対する防衛方法が記述されていました。
まあこの辺はみんなご存じだろうと作者も思ったのか、かなりページ数が短め。
書いてあることは無難で悪くない。
使う
貯めたお金・資産の使い方に関する事項。
作者は「寄付・プレゼント」「豊かな浪費」「自己投資」「時間の購入」を例にしていました。
真っ先に「寄付・プレゼント」を挙げてくるセンスがいいなって思いました。
人との繋がり・社会との繋がりってのはお金を稼ぐうえでのゴールの一つとして申し分ないし、モチベーションに繋げやすい。
多分ほとんどの人はお金を「増やす」ところまではできると思うんだけど、ちゃんと使い道まで触れてあげるのは良い本だな~と思いました。
おわりに
最近読んだ本の中では結構ストンと来たので、この日記を書く前に一度読み返してた。
マネーリテラシーの入門編!!って感じの本なので、冒頭でも書いたけど、ここから色々深堀して派生させていくのが良いと思う。
今日はこの辺で。それでは、また。