【リミテ攻略】初心者でも勝てるブースタードラフト その2【呪文の種類と枚数】

2016年8月3日

こんにちは。前回はカードタイプの枚数についてまとめました。

前回、クリーチャーの枚数は16、呪文は7枚、土地は17枚と書きました。

ブースタードラフトでは、全ピックを通して45枚しか取れないため、クリーチャーは奪い合いになってしまいます。

ですが、もっと奪い合いになるカードがあります。それは、呪文です。

普通に考えれば、クリーチャーより呪文のほうが枚数の関係上優先度が低くなりがちですが、実は呪文のほうが早くなくなってしまうことが多いです。

正確に言うと、プレアブルの呪文が、です。

7枚しかデッキに呪文を入れないとなると、極力呪文の質は高いほうがいいです。(クリーチャーも高いに越したことはないけれど…)

ダメージ効率だけならクリーチャーより呪文のほうがはるかに劣りますが、呪文にはクリーチャーにはできないことがたくさんできます。

ざっくりまとめると、呪文は状況を変えうるカードの割合が多いです。

どうしようもない対戦相手のブロッカーを排除したり、毎ターンアドバンテージを稼げる置物を設置したりです。

例えば除去呪文1枚で均衡が一気に崩れ、あっという間にゲームが動いた経験を持つ方は多いと思います。

クリーチャー同士の戦闘は、防御側が、どのクリーチャーとどのクリーチャーを戦闘させるのか選べるため、対戦相手の影響を受けやすいですが、除去呪文は相手の意思とは関係なく盤面を動かします。

例えばこちらが2/2のクリーチャーを1体と、3/1のクリーチャーを1体コントロールしていて、相手が2/3のクリーチャーを1体コントロールしている場面を想像してみてください。

この状況、対戦相手のライフがよっぽど少ない限り、こちらから2体で殴ることは少ないかと思います。

ですが、かんたんな除去呪文が1枚あるだけで、5点ものダメージを通すとことができます。除去がない限り、通っても3点、高確率で0点しか通らない状況が一変していますね。

こういった盤面の動かし方は、クリーチャーでは難しいです。仮に4/4のクリーチャーを手札に持っていても、このターンに通る打点には大きな影響が出ません。

このように、クリーチャー一辺倒では、なしえない状況を、呪文カードは生み出すことができます。

クリーチャーがいないとそもそも動かす状況すら作れませんが、クリーチャーだけでは状況がなかなか動かないのです。

では、優先度の高い呪文とはなんでしょうか?

《天界の粛清》

 

もっとも優先度が高い呪文は、もちろん除去呪文です。除去呪文にもさまざまな種類がありますが、たいていの呪文であれば採用を検討したほうがいいです。

極論を言えば、除去呪文というのは、バーンカードであり、ライフゲインカードでもあるわけです。自分の攻撃を押し通したり、相手の攻撃を防いだりと、ゲームに最も影響を与えるカードといっても過言ではないでしょう。

ブースタードラフトで勝ち続けるには、プールの各色の除去呪文を把握するのが一番の近道です。

 

 

《狙いは高く》次に優先されるのが、クリーチャーのパワータフネスを強化するパンプアップ系のコンバットトリック呪文です。クリーチャー戦闘時に使えば実質除去呪文ですし、プレイヤーへのダメージを追加し、相手の計算を狂わせることもできます。

リミテッド戦では、クリーチャーのパワータフネスに、そこまで大きな違いがないため、少しの差が戦闘結果に大きな影響を及ぼします。

それなら、オーラのようなエンチャント呪文も…と思う方も多いとは思いますが、上記理由であれば、装備品のほうが優秀です。

強化系のオーラ呪文は装備品に比べてコストパフォーマンスが良いですが、一度除去をされてしまうと、一度に2枚ものカードを失ってしまうためリスキーです。

多少のテンポを犠牲にしても、装備品を優先したほうがいい結果を及ぼすことが多いです。

先ほど述べたように、クリーチャーサイズに大きな違いがないのであれば、恒久的な強化ができる装備品は強力です。

《信条の香炉》しかし装備品のマナコストはかなり重たいので、あまり派手なパワータフネスを強化するものではなく、+1/+1修正くらいの装備品のほうがおすすめです。今のEMN-SOI環境では、《信条の香炉》などがおすすめです。

その次におすすめなのが、ドロー呪文です。とはいえ、近年のマジックでは、コモンのドロー呪文の質は低めなので(宝船の巡航から目をそらしつつ)、テンポを損なってまで採用するかは難しいところ。

EMN-SOI環境では、疑似的なドローである調査を行うクリーチャーが多いので、このあたりであれば、優先度が高いですね。ってこれはクリーチャーなので関係ないですね。

逆にハンデス呪文やカウンター呪文で相手の切り札を打ち消せば、たまらなく気持ちいですが、あまり綺麗に決まることがないので玄人向けです。

バウンスも、基本的には手札を失ってテンポを得るだけのカードなので、上手に使うのはなかなか至難。

プレインズウォーカー? それはまあ、何を差し置いてもとった方がいいですが、神話レアなんて滅多にひかないので想定しても…

以上のことから、

呪文のスロットを7枚と考えると、除去は4枚、パンプアップが2枚、装備品が1枚あるのが理想的ですね。

実際は、そんなにうまく取れることは少ないので、パンプアップを増やしたり、ドロー呪文で素早く回答にアクセスするのが大事です。

次はマナカーブについてまとめていきます。

今回の記事のまとめ

除去、パンプ、装備品….終わり!

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