《集団的抵抗》の採用率がじわじわ上がっている件について

2016年8月16日

このスタンダート環境を一緒に駆け抜けたいカードがある。過去に一度記事にしたが、今日も少しだけ取り上げたい。

今ではまだ《ドロモカの命令》でイマイチ活躍できないが、《熱病の幻視》は大好きなカードだ。

かつてのハウリングオウルを一枚にまとめ上げた効果を持つこのエンチャントは、何も考えず置くだけでは一方的に有利になることはない。

しかしお互いドローが増えるので、このカードは恐ろしい速度でゲームを加速させていく。

この速度感はプレイした人にしかわからないと思うが、やみつきになることは明言しておく。

とはいえ正直なところ、異界月が発売されるまで、《熱病の幻視》デッキは二軍もいいところだった。

有りあまりのカードで適当に作った緑白人間の方が100倍は強かった。

告白すると、異界月発売前のスタン環境はあまり好きじゃなかったので、もっぱらモダンやリミテッドに精を出していた。

しかし今、風の流れが変わってきている気がする。

やや前置きが長くなってしまった。

今日取り上げるカードは《集団的抵抗》だ。

Collective Defiance / 集団的抵抗 (1)(赤)(赤)
ソーサリー

増呪(1)(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つ以上を選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札からカードをすべて捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
・クリーチャー1体を対象とする。集団的抵抗はそれに4点のダメージを与える。
・対戦相手1人を対象とする。集団的抵抗はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。

はじめて見た時から強いと思った。リミテッドで使ってみたらあまりの強さに慄いた。

リミテッドで使ってみた感触は大事にした方がいい。そう思ったので次の日には《集団的抵抗》を100枚買っていた。

100枚買って気づいたけど、デッキには同名カードは4枚しか積めない。

それはさておき、このカード、プロツアーでも赤緑ランプでも大活躍でした。

一番最初のモードは、手札入れ替えですが、この効果が一番強い説まである。このカードのおかげで、引きすぎた土地を処分したり、墓地を一気に肥やしたりもできる。

しばらく気づかなかったけど、これ、相手にも飛ばせるんですよね。

相手のプランをメッチャクチャにすることができるので、最後の切り札を手札に抱えさせないことも可能。

真ん中の能力は、《森の代言者》以外には大体の中型クリーチャーをさばけるので汎用性が高い。

最後の能力は、言ってしまえばただのバーンだが、弱いことは書いていない。

増呪は基本的に強力な能力ですが、特に良いのが、《紅蓮術師のゴーグル》でコピーしたら、増呪のモードも一緒にコピーしてくれる。

何が言いたいかというと、とっても強いってことですよ。

《詮索好きのホムンクルス》や《騒乱の歓楽者》といった、墓地のカードを参照するクリーチャーが増えてきたので、赤青デッキで使いたい。

幸いなことに、最近は《熱病の幻視》でゲームを加速させながら相手を焼き殺す赤青幻視という新しいアーキタイプが登場したし、今後の活躍に期待したい…ってあれ? 普通に活躍してるじゃないか。

似たようなカードである《極上の炎技》より強いまである。というか採用枚数だけ見れば、《集団的抵抗》のほうがずっと多くなってきてるんですよね。

今後赤を使う上では必須なカードになりそうな予感です。

ところでやや話は変わりますが、今の環境なら、メインから《払拭》入れてもいいと思うんですが、どうでしょう。

赤青幻視使うのであれば、《集団的抵抗》は必須ですが、どうせならもう一つくらい、青を使う理由がほしい。というわけで《払拭》です。

今の環境なら大抵のデッキにはインスタントが入っているので、悪く無いかなって。

先手4ターン目に払拭でドロコマ叩き落としながら熱病の幻視置けたら強くないか?

いろんな人の意見代わりと聞きたいな。

コメントか@iCtomoeでご意見ご感想、お待ちしております。

それでは、また。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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